3月、インテックス大阪にて開催 本分野 関西最大級!390社※が出展!

※前半2日間(3/11~12)+後半2日間(3/13~14)の合計出展見込み者数

ECサイトの構築費用の相場は?いくらからスタートできる?

EC販促・開業支援
EC販促・開業支援

ECサイトの構築によって、店舗のデジタル化は大きく推進します。まだ、ECサイトを構築されていない企業の方はどのくらいのコストで、ECサイトが構築できるのか知りたい方も多いのではないでしょうか。この記事ではECサイトの構築費用の相場について詳しく解説します。

ECサイト構築費用の内訳

ECサイトは、大きく分けていくつかの要素で構成されています。それぞれの要素にどの程度の費用がかかるのかを理解すれば無駄な出費を抑え、効果的なサイト運営をスタートできるでしょう。ECサイト構築費用の内訳は大きく分けて以下の5つです。

  1. ドメイン
  2. サーバー(ホスティング)
  3. サイトデザイン
  4. ショッピングカート機能・決済システムの導入
  5. 機能追加

ECサイトの構築費用1:ドメイン

ECサイトに限らず、独自のサイトを制作する際には「ドメイン」が必要です。ドメインとは、インターネット上での住所にあたるもので、たとえば「www.example.com」のようにウェブサイトやメールアドレスを判別するための情報です。

ドメインの費用相場は一般的に年間で数千円程度からですが、人気のあるドメインやブランド名に関連するものは高額になることもあります。自社ブランドに適したドメインを選び、SEO(検索エンジン最適化)の観点からも重要な要素です。

また、特定のTLD(トップレベルドメイン)によっては、初年度が非常に安く、翌年以降が高額になる場合があります。そして特定の国や地域に関連するドメインやプレミアムドメイン(短い文字列や特定のキーワードを含むもの)は数十万円から数百万円になることもあるのでご注意ください。

ECサイトの構築費用2:サーバー(ホスティング)

次に必要なのが、サーバー費用です。こちらもECサイトに限らず、独自のサイトを制作する際には必要になっています。サーバーはウェブサイトのデータを保管し、ユーザーがアクセスできるようにする役割を担っていて、サーバーの選び方によってサイトの表示速度や安定性が左右されます。

レンタルサーバーの費用は、一般的には月額1,000円~5,000円程度が相場です。ただし、ECサイトの規模やトラフィックに応じて、クラウド型サーバー(AWSやGCPなど)の利用が推奨される場合もあります。これらのクラウドサーバーは、使用量に応じた従量課金制で、月額費用が大きく変動する可能性があるのでご注意ください。

ECサイトの構築費用3:サイトデザイン

サイトデザインはテンプレートを利用すれば低コストで済みます。一方、オリジナルデザインにこだわる場合は、数十万円のコストがかかることもあるため、一概には言えません。

テンプレートは比較的安価で使いやすいですが、自社ブランドのイメージに合ったデザインを求めるなら、プロのデザイナーに依頼するのも一つの方法です。デザインの質がユーザーの購買意欲に大きく影響するため、費用対効果を考えた判断が求められます。

ECサイトの構築費用4:ショッピングカート機能・決済システムの導入

上記まではECサイトに限った話ではなく、サイト制作に必要な費用でした。しかし、ECサイトにはECサイトならではの欠かせない機能が必要になってきます。それがショッピングカート機能と決済システムです。ショッピングカート機能は、ユーザーが商品を選び、購入手続きを進めるための機能です。

無料または低価格プラットフォームを利用する場合

Shopify」や「BASE」、「STORES」などのECプラットフォームには、あらかじめショッピングカート機能が含まれており、利用者が追加で開発する必要はありません。この場合、以下のような料金形態となっています。

  • Shopify:月額費用2,250円~21,000円(プランに応じて異なる)
    Shopifyでは、ショッピングカート機能の利用はすべてのプランに含まれています。基本的なカート機能はもちろん、顧客管理や在庫管理、売上レポート機能も併せて提供されます。
  • BASE:基本無料(売上手数料が3.6%+40円)
    BASEでは、初期費用や月額料金がかからない代わりに、売上に対する手数料が発生します。このモデルは、低予算でスタートする場合に適していますが、売上が増えるほど手数料負担が大きくなる点を考慮する必要があります。
  • STORES:無料プランと有料プラン(月額2,980円)
    無料プランではショッピングカート機能が含まれていますが、売上に対して5%の手数料がかかります。有料プランにすることで、手数料は3.6%まで下がります。

ただし、これらのプラットフォームは追加機能やアドオン(プラグイン)を導入する際に別途で追加費用がかかることがあるので、利用する際にはよくご確認ください。

自社でのカート機能を開発する場合

自社でショッピングカート機能を開発する場合、もしくはオープンソースソフトウェア(OSS)を利用してカスタマイズする場合は、初期費用と開発費用が発生します。

オープンソースのECプラットフォーム(MagentoWooCommerceなど)を利用すれば、基本的なショッピングカート機能を無料で導入可能です。ただし、これらを利用する場合でも、カスタマイズやデザイン変更にかかる費用は追加で発生します。

  • カスタマイズ費用:50万円~100万円程度(小規模の場合。内容により異なる)
  • 開発者の人件費:フリーランスや開発会社に依頼する場合、時給3,000円~10,000円程度で見積もられます。システム全体のカスタマイズや、追加機能の開発によっては、数十万~百万円以上かかることもあります。

決済手数料

ショッピングカート機能の導入には、決済システムとの連携が必要です。とくにクレジットカード決済や電子マネー決済を利用する場合、手数料が発生します。決済手数料はカート機能の利用コストに直接関わってくるので、こちらも知っておくと良いでしょう。

  • クレジットカード手数料:3%~5%(決済代行会社によって異なる)
  • 電子マネー手数料:3%~4%程度
  • コンビニ決済:1件あたり数十円~100円程度

ECサイトの構築費用5:機能追加

最後に紹介するのは、SEO対策やマーケティングツール、顧客管理システム(CRM)の導入にかかる費用です。これらの追加機能は、サイトの運営効率を向上させるために非常に有用ですが、その分費用がかかります。とくに、SEO対策は検索エンジンでの表示順位に影響するため、長期的な運用の観点からも重要です。

SEO対策

SEO対策は外部業者に依頼する場合、初期費用として5万円〜30万円、月額費用は2万円〜10万円程度から可能です。ただし、競合の多い業界や特定のキーワードで上位表示を狙う場合は、これ以上の費用がかかることも少なくありません。SEO対策は、サイトの検索エンジン上位表示を狙い、長期的な集客効果を期待できます。

マーケティングツール

マーケティングツールの導入費用ですが、ツールの種類により異なり、メールマーケティングツールは月額3,000円〜5万円、SNS管理ツールは1万円〜5万円程度が相場です。ただし、エンタープライズ向けのツールではさらに高額になることがあります。

顧客管理システム(CRM)

顧客管理システム(CRM)の導入には、初期費用として10万円〜50万円、月額費用は5万円〜10万円程度がかかります。

選択肢別のECサイト構築費用の相場

ECサイト構築の費用は、どのような方法で構築するかによって大きく異なります。ここでは、主な選択肢を3つ紹介します。

  1. 自分で作成
  2. テンプレート利用での構築
  3. カスタマイズを含めたフルオーダー

1:自分で作成

近年、ShopifyやBASEといったプラットフォームを使って自分でECサイトを作成することが増えています。これらのサービスは月額数千円からスタートでき、初期費用が抑えられる点が魅力です。

2:テンプレート利用での構築

テンプレートを利用する方法は、比較的コストを抑えつつ、プロフェッショナルな見た目のサイトを構築することができます。比較的小さなサイトであれば、5万円~20万円程度の費用でテンプレートデザインを用いてサイトを立ち上げることが可能です。

多くの中小企業が採用する手法で、カスタマイズ性もある程度確保できるのが魅力でしょう。ただし、オリジナル性を求める場合には限界がありますし、大規模なECサイトや複雑なデザイン・機能が必要な場合には、さらに費用がかかる可能性もあります。

3:カスタマイズを含めたフルオーダー

フルオーダーでのECサイト構築は、数十万円から数百万円までの費用がかかるケースが一般的です。大規模な店舗や独自の機能を持たせたい場合には、この選択肢が最適解となります。開発業者に依頼することで、完全に自社ブランドに合わせたデザインや機能を提供できるでしょう。

費用は高額ですが、スケーラビリティや柔軟性が高く、将来的なビジネスの成長にも対応できる点が大きな魅力です。

ECサイト構築のためのおすすめサービス

ECサイトを構築する方法はたくさんあり、サイト構築のためのサービスもたくさん用意されています。そのため、全てを検討するのは大変です。ですので、この記事ではおすすめのサービスをいくつか厳選して紹介します。これからECサイトを構築されるのであれば、まずは以下のサービスの導入をご検討ください。
※これらの製品情報の閲覧には「DXPOオンライン会員登録」が必要です。

(株)LOM

【低コストで実現】ECサイト制作

低価格のECサイト制作の答えはCMSだけが答えじゃない

ECサイト制作を進めたいが、CMSだとCV(購入)しないが、一方制作会社に依頼すると高額になり、費用対効果が合わないという方向けの制作サービスです。

AnyMind Group(株)

AnyX

EC運営に必要なソリューションを統合したプラットフォーム

複数チャネルの一元管理/ダッシュボードによるデータ可視化等のEC運用や売上最大化に必要な機能を搭載

(株)ecbeing

ecbeing

ECサイト業界実績16年連続No.1 構築数1,600超

ecbeingは業種や業態を問わず、EC戦略立案から、ECサイト構築、デジタルマーケティング・デザイン支援、EC専用クラウドインフラ・セキュリティまでワンストップで提供が可能です。

ECサイトの構築費用:まとめ

この記事ではECサイトを構築するための相場を紹介しました。導入するサービスや機能、デザインにどこまでこだわるのかによって、大きな価格差があることがわかったかと思います。まずは、どのようなサイトを作りたいのかを、できるだけ具体的に思い描いてみてください。そうすれば自然と必要なコストも見えてきます。

なお、新たなシステム導入やサービスの利用に関して稟議書が必要な場合は以下の記事を参考にしてください。

タイトルとURLをコピーしました