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【SNS担当者必見】いいね・フォロワーが増えない…エンゲージメントを劇的に上げる10の改善点

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毎日投稿しているのに、いいねが伸びない。フォロワーが全然増えない。

SNS運用に携わるあなたは、そんな悩みを抱えていませんか?一生懸命に作ったコンテンツが、思うように反応を得られないのはとても辛いものです。しかし、それは決してあなたの投稿内容が悪いわけではありません。実は、多くの人が気づいていない「隠れた改善点」が、あなたのSNSアカウントの成長を妨げている可能性があります。

この記事では、フォロワーやいいねが劇的に増え始める、エンゲージメントを向上させるための10の改善策を徹底的に解説します。

エンゲージメントが伸びない3つの主な要因

あなたの投稿がなぜ伸び悩んでいるのか、その根本原因を突き止めることから始めましょう。エンゲージメントが低いアカウントには、主に以下の3つの要因が考えられます。

【要因1】認知されていない

これは「リーチ」の問題です。そもそもあなたの投稿が誰にも見られていない状態です。ハッシュタグの選び方が不適切だったり、フォロワーがアクティブな時間帯に投稿していなかったりすると、せっかく良いコンテンツを作っても、誰にも見つけてもらえません。

【要因2】興味を持たれない

これは「コンテンツ」の問題です。投稿は表示されているものの、フォロワーがクリックしたり、いいねを押したりするほどの魅力がない状態です。

これは単に「つまらない」だけでなく、ターゲットのニーズを把握できていなかったり、写真や動画の質が低かったり、文章が読みづらかったりすることも含まれます。フォロワーに「続きを見たい」「もっと知りたい」と思わせる工夫が足りていないのです。

【要因3】行動してもらえない

これは「アクション喚起」の問題です。コンテンツに興味を持ってもらえても、それが「いいね」や「コメント」といった具体的な行動につながりません。

例えば、ユーザーに質問を投げかけなかったり、プロフィールに誘導する動線がなかったりすると、投稿は一過性の情報として消費されてしまい、アカウントへのエンゲージメントは深まりません。

あなたのSNSアカウントがどれに当てはまるか考えてみましょう。これらの要因を理解した上で、具体的な改善策を一つずつ実行していくことが重要です。


1. 投稿の「価値」を再定義する

多くのSNSアカウントは、商品やサービスの宣伝、あるいは単なる日常の記録に終始してしまいがちです。しかし、フォロワーが本当に求めているのは、「自分にとってのメリット」です。あなたの投稿は、読者にとって「役に立つ」「面白い」「共感できる」「感動する」といった価値を提供できているでしょうか。

フォロワーに価値を提供する投稿には、いくつかの種類があります。

  • 問題解決型: 読者の悩みを解決するノウハウやヒントを提供する投稿。
    • 例:「疲れているあなたへ。朝10分でできる時短メイク術」
  • 共感・エンタメ型: 思わず「わかる!」となるような共感を呼ぶ投稿や、見ていて楽しい気分になる投稿。
    • 例:「今日あった面白い失敗談」「猫が寝ているだけの癒し動画」
  • 発見・学び型: 新しい知識や、知らなかった視点を提供する投稿。
    • 例:「知って得する!スマホの隠し機能5選」

これらの価値を意識することで、読者が「いいね」や「シェア」をしたくなるようなコンテンツを生み出せます。


2. ターゲットを深掘りする

「SNSのフォロワーを増やしたい」という漠然とした目標だけでは、届くべき人に情報が届きません。あなたの投稿を最も必要としているのは、一体どんな人でしょうか?性別や年齢といった表面的な情報だけでなく、「その人がどんな悩みを抱え、何に興味を持っているか」までペルソナを設定し、深く考えてみることが重要です。

ターゲットを深掘りするための具体的な項目を以下にまとめました。

項目具体例
デモグラフィック20代女性、会社員、都内在住
興味・関心旅行、カフェ巡り、読書、料理
悩み・課題休みの日に行きたい場所が見つからない。新しいカフェを開拓したい。
潜在的なニーズ誰にも知られていない隠れ家的なカフェを見つけて、周りと差をつけたい。

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SNS運用における最初のステップは、「見てほしい相手を具体的にイメージすること」なのです。


3. 独自の「専門性」と「ニッチ」な視点を加える

競合が多いSNSの世界では、ただ良い投稿をするだけでは埋もれてしまいます。そこで重要になるのが、あなたの「独自性」です。同じジャンルでも、あなたにしか語れない専門性や、誰も注目していないニッチな視点を持つことで、熱心なファンがつきやすくなります。

例えば、料理アカウントであれば、単にレシピを公開するだけでなく、「一人暮らしの男性向け、包丁を使わない超簡単レシピ」というように、特定のターゲットに向けたニッチな専門性を打ち出すのです。これにより、そのジャンルのコアなフォロワーがあなたのアカウントを「見つけに来て」くれるようになります。「ここでしか得られない情報」を提供することが、フォロワーを惹きつける最大の武器になります。

ここで一つ注意点があります。その情報は本当に配信しても良いのか。企業イメージや企業競争の情報流出の観点から、公開前には時間をおいて必ず見返すことをおすすめします。


4. プロフィールを改善する

SNSのプロフィールは、あなたの「名刺」です。せっかく魅力的な投稿をしても、プロフィールが分かりにくければ、多くの人はフォローボタンを押す前に離脱してしまいます。フォロワー候補は、プロフィールを数秒で見て「このアカウントは私にとって価値があるか?」を判断します。

プロフィールの改善点として重要なのは、「何を発信しているアカウントなのか」を15文字以内で簡潔に表現することと、「誰のニーズを満たせるのか」がわかる内容を明確に記載することです。また、統一感のあるアイコンや、親しみやすい自己紹介文も重要です。あなたのプロフィールが、新規のユーザーを迎え入れる完璧な「顔」になっているか、客観的に見直してみましょう。


5. ハッシュタグを戦略的に使う

ハッシュタグは、投稿を特定のキーワードで検索しているユーザーに届けるための重要なツールです。
しかし、ただ流行りのタグをたくさん付ければ良いわけではありません。重要なのは、「投稿内容に直接関連するタグ」を厳選し、ユーザーが検索しそうなキーワードを意識して選ぶことです。

ハッシュタグは、以下の3つのカテゴリに分けて戦略的に使うのがおすすめです。

【例:Instagram】

  • ビッグタグ(投稿数10万件以上): 多くのユーザーが見るが、競合も多い。
    • 例:#料理、#旅行
  • ミドルタグ(投稿数1万〜10万件): 比較的多くのユーザーに見てもらいやすく、埋もれにくい。
    • 例:#おうちごはん部、#国内旅行
  • スモールタグ(投稿数1万件以下): ターゲットが絞られ、濃いファンに届きやすい。
    • 例:#今日の晩ご飯、#九州旅行

人気のタグからニッチなタグまでバランス良く配置することで、リーチを広げつつ、エンゲージメント率の高いフォロワーを獲得することができます。また、Instagram、X、などSNSによってそれぞれハッシュタグの役割や付け方は異なるので利用しているSNSにあわせて適切にタグを使用しましょう。


6. 投稿フォーマットを多様化する

写真、動画、カルーセル(複数枚の画像)、リール(ショート動画)、ストーリーズなど、SNSにはさまざまな投稿形式があります。同じ内容でも、フォーマットを変えるだけでフォロワーの反応は大きく変わることがあります。例えば、単調な写真の羅列ではなく、商品の魅力が伝わるリール動画や、情報の要点をまとめたカルーセル投稿を試してみましょう。

特に動画は、静止画に比べてエンゲージメント率が高い傾向にあります。リール動画は、音楽や視覚的な効果で短時間でユーザーの興味を引きつけることができるため、新規フォロワー獲得にも効果的です。フォロワーがどのフォーマットに最も反応しているかを分析し、投稿内容に合わせて最適な形式を使い分けることで、飽きさせない工夫ができます。


7. 投稿の質を高める

SNS運用で「いいね」やフォローが増えない原因の一つに、投稿のクオリティが挙げられます。写真の明るさや構図、動画の編集、文章の誤字脱字など、細部にまで気を配ることで、投稿全体の印象は大きく向上します。質の高いコンテンツは、アカウントの信頼性とプロフェッショナリズムを伝え、フォロワーに安心感を与えます。

例えば、写真であれば自然光を使い、構図を工夫するだけで、見違えるほど魅力的な写真になります。また、動画では、BGMやテロップを適切に入れることで、視聴者の飽きを防ぎ、メッセージをより効果的に伝えることができます。

一見すると、投稿のクオリティを上げることが、時間や労力がかかり、投稿頻度を下げてしまうと考える人もいるかもしれません。しかし、質の高い投稿は少ない頻度でも大きな影響力を持ち、結果的にフォロワーの熱量を高めてくれるのです。これらの小さな努力が、フォロワーの「いいね」や「保存」につながります。


8. コミュニケーションを怠らない

SNSは一方的な情報発信の場ではありません。フォロワーからのコメントやDMには、できるだけ早く、丁寧に返信しましょう。これにより、フォロワーは「自分の意見が聞いてもらえた」と感じ、アカウントへの愛着(エンゲージメント)が深まります。

フォロワーとの対話を促すための方法をいくつか紹介します。

  • 質問を投げかける: 投稿の最後に「皆さんはどう思いますか?」と問いかける。
  • ストーリーズ機能を活用する: 質問ボックスやアンケート機能を使う。
  • 「いいね」以外のリアクションを促す: 「共感したら❤️、保存したい人は🔖」のように、行動を具体的に促す。

積極的にコミュニケーションを取ることで、単なるフォロワーではなく、あなたの熱心なファンへと育てていきましょう。


9. ストーリーズとライブ配信を活用する

ストーリーズは、日常のリアルな様子を気軽に発信でき、フォロワーとの距離を縮めるのに最適なツールです。また、ライブ配信は、フォロワーとリアルタイムで交流できるため、ファンの熱量を高め、強固なコミュニティを築くのに非常に有効です。

ストーリーズでは、質問ボックスを使ってフォロワーからの質問に答えたり、アンケート機能で意見を聞いたりすることで、双方向のコミュニケーションを促せます。ライブ配信では、視聴者のコメントに直接反応することで、より親密な関係を築くことができます。これら「今」を共有する機能を積極的に活用し、フォロワーとの心理的な距離を縮めていきましょう。


10. データ分析で改善を繰り返す

SNS運用は「運」ではありません。どのような投稿がフォロワーに響いたのか、どのような投稿がそうではなかったのかを客観的なデータで分析し、改善を繰り返すことが最も重要です。各SNSの分析ツール(インサイトなど)では、投稿ごとの「いいね」数、保存数、プロフィールへのアクセス数などを確認できます。

SNSのデータ分析でチェックすべき主な項目は以下の通りです。

  • リーチ数: 投稿が何人のユーザーに表示されたか。
  • インプレッション数: 投稿が表示された合計回数。
  • エンゲージメント率: いいね、コメント、保存、シェアなどの合計数をリーチ数で割ったもの。
  • プロフィールへのアクセス数: 投稿経由でプロフィールに訪れた人の数。

投稿に対し、ユーザーが気になれば「いいね」、自分も興味があり紹介やコミニケーションがとりたい時は「コメント」や「リポスト」をするでしょう。そしてあまり知られていない判断要素としては、アカウントの質が良いか悪いかの判断として「保存」の多さも重要です。

どんな時に「保存」したいかと考えたとき、「あとで見返す」「何度も見たい」というユーザーの意図が見えるのではないでしょうか。SNS運用担当者にとってこれが一番嬉しい反応ではないでしょうか。

このように定期的にデータを分析し、次の投稿に活かす「PDCAサイクル」を回すことで、あなたのSNSアカウントは着実に成長していきます。


最後に

SNSのエンゲージメントを上げることは、決して難しいことではありません。この記事で紹介した10の改善点で、まずはSNSアカウントの現状を見つめ直し、この中の1つでも役にたてれば幸いです。

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