8月、東京ビッグサイトにて開催 本分野 日本最大級!750社※が出展!

※前半2日間(8/19~20)+後半2日間(8/21~22)の合計出展見込み者数

足を止めさせる”ブースの極意”DX展示会で差がつく3秒戦略

展示会成功のためのポイント 営業・マーケ向け
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DX展示会で成果を出すには、ただブースを「見せる」だけでは不十分です。
来場者がブースの前を通り過ぎる間に、「ちょっと見てみよう」と思わせる仕掛けが必要です。

その仕掛けは、企業やサービスの知名度だけでなく、デザイン・体験・雰囲気・人の動きにまで及びます。この記事では、来場者の足を止めさせるための実践的な工夫と、DX展示会ならではの戦略を解説します。

「気になる!」と思わせるブースの条件とは

展示会では、来場者がブースの前を通過する時間はほんの数秒です。
その短い時間で「気になる」と思わせるには、見た目のインパクトだけでなく、目的に合わせ、伝えたい情報がすぐに伝わる工夫が必要です。

たとえば、業界名や課題を明示したキャッチコピー、遠くからでも目立つ色使い、そして「何をしている会社なのか」が一目でわかる構成。これらが揃って初めて、来場者は足を止めてくれます。

さらに、商談席で真剣な話をしている様子や、その席が満席になっている光景も、来場者の興味を引く強力な要素です。「なぜこのサービス注目がされているの?」と感じさせることで、自然と足を止める人が増えていきます。

工夫の種類内容・目的
キャッチコピー業界名や課題を明示し、来場者の関心を引く
色使い・照明遠くからでも目立ち、視線を誘導する
情報の整理「何をしている会社か」が一目でわかる構成
商談席の活用真剣な会話や満席の様子が、ブースの信頼感と注目度を高める
盛況感の演出スタッフの動きや来場者の滞在時間が、ブースの活気を演出
体験型コンテンツAR・IoTなどを使った「触れてみたくなる」仕掛けで興味を引く
動線設計来場者が自然にブース内へ誘導されるレイアウト

また、注目を集める製品やサービスを展示する場合は、会期前からの仕込みや情報発信も重要です。
SNSやメディアで話題になっている製品が展示されていると知れば、来場者は「実物を見てみたい」「話を聞いてみたい」と思うものです。

このように、「何か面白いことをやっている」「ここは他と違う」と思わせる雰囲気づくりは、ブース全体の盛況感によって生まれます。つまり、「見たい」と思わせる工夫は、アイデア次第でいくらでも可能なのです。

最初の「3秒」が勝負!背景にある来場者心理とは

第一印象は3秒で決まるという「メラビアンの法則」はご存知でしょうか。人は無意識に「自分にメリットがあるか」「面白そうか」を瞬時に判断していると言われています。

さらに、展示会の来場者は、限られた時間の中で多くのブースを見て回ります。だからこそ、いかにしてブースの前を通り過ぎる3~5秒で「気になる」と感じてもらえるかが重要で、そしてこの判断を助けるのが視覚的なフックや明確なメッセージです。

たとえば「製造業向け」など、ターゲットを絞った表現は、関係者の目に留まりやすくなります。逆に、誰に向けたものか分からない曖昧な表現では、スルーされる可能性が高くなります。

ブース設計に必要な要素とは?

効果的なブース設計には、いくつかの重要な要素があります。
以下は、来場者の「立ち止まり率」を高めるために意識すべきポイントです。

ブース設計の主要要素

  • キャッチコピー:業界名や課題を明示し、関心層を引き込む
  • 体験型コンテンツ:AR・IoTなどを活用し、来場者が「触れてみたくなる」仕掛けを作る
  • 動線設計:自然に説明員の前に誘導されるようなレイアウト
  • ブランドカラーと照明:遠くからでも目立ち、印象に残るデザイン
  • 情報の整理:一目で「何をしているか」が伝わる構成

要素別の目的と効果

要素目的期待される効果
キャッチコピー関心層の引き込み足を止めるきっかけになる
体験型コンテンツ興味・記憶に残る体験の提供滞在時間の延長、会話のきっかけ
動線設計スムーズな誘導説明員との接触率向上
色・照明遠目からの視認性向上視線誘導、印象強化
情報整理瞬時に内容を理解させるスルー防止、理解促進

DX展示会ならではの工夫と見解

DX展示会では、来場者の多くが「業務改善」や「最新技術」に関心を持っています。
そのため、従来の展示会とは異なるアプローチが必要です。

戦略変更のポイント

  • 課題解決型のメッセージ設計
    製品の機能ではなく、「どんな課題をどう解決できるか」を伝える。
    例:「紙の業務をゼロにするDXソリューション」など、具体的な変化を提示。
  • 体験型コンテンツの導入
    AR・VR・IoTなどを活用し、来場者が「触れて理解できる」体験を提供。
    実際の業務シーンを再現したデモが効果的。
  • デジタル連携によるフォローアップ
    展示会後の接点を維持するために、QRコードで資料DL、SNSでのつながり、Webセミナーへの誘導などを活用。
  • 業界別・職種別の訴求
    来場者の業界や職種に合わせたメッセージを用意することで、関心度が高まる。
    例:「製造業向け」「医療現場で使える」など、ターゲットを明確に。

【目的別】成果につながる設計リスト

展示会で成果を出すには、ブース設計を「目的」に合わせて最適化することが重要です。
以下は、よくある出展目的に応じた設計のポイントをまとめたリストです。

目的別ブース設計リスト

出展目的設計のポイント推奨コンテンツ例
リード獲得来場者が気軽に立ち寄れる導線設計+名刺交換やQRコードで情報取得を促進デモ体験、資料DL、アンケート
ブランド認知向上視認性の高いロゴ・カラー、企業の世界観を伝えるビジュアルストーリーパネル、動画、実績紹介
商談・案件化落ち着いた商談スペース+専門スタッフの常駐商談席、事例集、導入シミュレーション
新製品・技術PR実機展示や体験型コンテンツで「触れる・試す」機会を提供実演デモ、AR体験、比較パネル
業界内ネットワーキング開放的なレイアウト+名刺交換や交流を促す仕掛けカフェ風スペース、SNS連携、交流企画

目的が明確であればあるほど、ブース設計の方向性も定まり、来場者との接点が深まります。
「何を伝えたいか」だけでなく、「誰に、どう伝えるか」を設計に落とし込むことで、展示会の成果は大きく変わるのはないでしょうか。

まとめ

DX展示会は、単なる製品紹介の場ではなく、来場者に「未来の業務」や「新しい価値」を体験してもらう場です。そのためには、ブースの設計を単なる装飾ではなく、戦略的なコミュニケーションツールとして捉えることが重要です。

来場者の目を引くための工夫は、キャッチコピーやデザインだけでなく、商談の様子やブースの活気といった「空気感」も含まれます。そして、出展目的に応じた設計を行うことで、より確実に成果へとつなげることができます。

「足を止めてもらう」ことは、展示会成功の第一歩。
その先にある「会話」「理解」「信頼」へとつなげるために、ブースはもっと自由に、もっと創造的に設計してもいいのではないでしょうか。

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