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AIとフェイクを操る認知戦~企業が守るべき信頼と変わりつつあるSNS戦略とは

営業・マーケ向け
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SNSで急に話題になる投稿や、拡散されるニュース。
その裏に、AIボットやフェイク情報が関与しているとしたら──。

今、国や企業が直面しているのは、情報の“質”ではなく“操作”によって左右される認知戦の時代です。
本記事では、AIとフェイクがもたらすリスクと、企業が守るべき信頼のあり方を探ります。

認知戦とは?SNS時代の情報操作の実態

「認知戦」とは、人々の考え方や判断に影響を与えることを目的とした情報戦略です。
もともとは軍事や政治の分野で使われていた言葉ですが、今ではビジネスやSNSの世界でも広がっています。

SNSでは、誰でも情報を発信できる一方で、情報の真偽を見極めるのが難しくなっています。
その中で、AIやボットを使って意図的に情報を拡散し、人々の認識を操作する動きが増えています。企業が巻き込まれる認知戦の例として、以下のようなケースが挙げられます。

  • 競合によるネガティブキャンペーンの拡散
  • フェイク画像、フェイクレビューや偽アカウントによる風評被害
  • 誤解を招く切り取り投稿によるブランド毀損

このように、認知戦は「事実」よりも「印象」が重視される戦略であり、悪用されることになれば企業にとっては見過ごせないリスクです。

なぜ今、認知戦にAIとSNSが活用されているのか?

近年、生成AIの進化により、誰でも自然な文章を簡単に作れるようになりました。
ChatGPTのようなツールを使えば、まるで人間が書いたような投稿を大量に作成できます。

さらに、SNS上ではボットが自動で投稿を拡散したり、特定のキーワードに反応してリツイートしたりすることが可能です。
これにより、情報の流通経路を意図的に作り、少人数でも大量の“反応”を演出し、あたかも多くの人が注目しているかのように見せかけることができます。

この仕組みはマーケティングにも応用されるケースがありますが、悪用されれば以下のようなリスクを生み出します。

  • フェイクニュースの拡散
  • 企業や個人への誤解・炎上
  • 世論や市場の不自然な誘導

BtoB企業にとっては、競合や第三者による情報操作が、業績や採用、株価などに影響を与えるリスクとなるのです。

AIボットによる“偽バズ”を見抜く視点

SNSでバズっている投稿が、すべて自然に拡散されたものとは限りません。
AIボットによって“仕掛けられたバズ”を見抜くには、いくつかの視点が必要です。

【AIボットによるバズ投稿の見分け方】

チェック項目見抜き方注意点
反応の質コメントが少なく、いいねやRTだけが多い実際の関心が薄い可能性あり
投稿の文体過剰に整っていて感情が感じられない生成AIの可能性あり
アカウントの動き同じ時間帯に大量の反応が集中ボットによる操作の疑い
内容の重複異なるアカウントで複数の同じ内容の投稿やハッシュタグなりすましやボットの可能性
フォロワーの質無関係な海外アカウントが多い購入や自動フォローの可能性
ユーザー名不規則な英数字の羅列
外国語の名前やプロフィールでも日本語で投稿
ボットによる自動作成の可能性
投稿画像やアイコン画像いかにもAIで生成された画像や動画生成物の精度が向上しフェイク画像やフェイク動画の見分けがつかなくなっている
騒動の大きさ世間にとって重要な内容なのか見極める内容のわりに過度な騒動
不自然な計測Social InsightやGoogle解析ツール による流入経路の可視化アカウント属性や傾向の可視化

また、投稿内容が極端に感情的だったり、煽るような表現が多い場合も注意が必要です。
本当に価値のある情報かどうかを見極めるには、投稿の背景や発信者の信頼性を確認する習慣が大切です。

作為的に不自然な印象を与える為に、わざとあやしいAIボットに賞賛させる手法も実際に存在するため、拡散する前に一度立ち止まり、「誰が、何の目的で、その発言をさせたのか?」という視点を持つことも重要なのです。

対策:企業が守るべき“信頼”

BtoB企業にとって、SNS上の信頼は単なる「いいね」の数ではありません。
それは、顧客やパートナー、求職者からの「この会社は信頼できる」という評価そのものです。

だからこそ、フェイク情報やAIボットによる操作に対抗するには、日頃からの誠実な情報発信が不可欠です。

  • 社員のリアルな声を活かした投稿
  • トレンドに流されず、自社の視点で語るコンテンツ
  • 誤情報が出た際の迅速なファクトチェックと対応
  • 社内でのSNSリテラシー教育の実施
  • モニタリングツールによるブランド監視体制の構築
  • 過去の実績と信頼の積み重ね

信頼は一度失うと取り戻すのが難しいものです。
だからこそ、日々の積み重ねが、フェイクに負けないブランドをつくるのです。

まとめ:AI時代の認知戦にどう立ち向かうか

AIとフェイクが入り混じるSNS時代において、企業が守るべきは「情報」ではなく「信頼」です。
長期にわたって築き上げてきたものが、指先一つで崩壊する可能性を秘めています。


企業として、AIやSNSの仕組みやユーザーのマインドの変化を理解し、正しく使いこなすことが、これからの競争に重要なポイントとなるでしょう。

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